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クラスと斤量の基本 — 新馬からGⅠまでの階段と、馬齢・別定・定量・ハンデ

競馬の基礎知識|公開 2026-10-07

出馬表の「3歳以上2勝クラス」「別定」「ハンデ」。この2つ、クラスと斤量(負担重量)が分かると、そのレースにどんな馬が、どんな条件で集まっているのかが読めるようになります。

クラスは「階段」

  1. 新馬・未勝利
  2. 1勝クラス
  3. 2勝クラス
  4. 3勝クラス
  5. オープン特別
  6. リステッド
  7. GⅢ
  8. GⅡ
  9. GⅠ

デビューは新馬(メイクデビュー)。勝てなければ未勝利戦に回り、勝つと1勝クラスへ。そこから勝つたびに2勝クラス、3勝クラスと上がり、条件クラスを卒業するとオープンです。オープンの中にもオープン特別・リステッド・重賞(GⅢ・GⅡ・GⅠ)の段があり、GⅠが頂点です。

事実(JRA 公式の説明から)

クラスは馬の年齢と「収得賞金」の額で分かれます。重賞で2着でも収得賞金が加わり、上のクラスに上がることがあります。

クラス収得賞金の額
1勝クラス500万円以下
2勝クラス501万円から1000万円
3勝クラス1001万円から1600万円
オープン1600万円超
  • 2019年の夏競馬から降級制度がなくなり、同じ時期に呼び方も変わりました(例:「1600万円以下」→「3勝クラス」)。2021年からは新しい呼び方だけです。
  • 原則として、1月から6月上旬までは「3歳だけ」と「4歳以上」の2本立て。その後は3歳馬も年上の馬と走るようになり、「2歳だけ」と「3歳以上」の2本立てに変わります(一部に例外あり)。
  • 2歳戦のはじめは新馬とオープンだけで、2歳の9月ごろから1勝クラスが組まれます。

出典: JRA「レースのクラス分け:競馬のルール」(2026-10-07 に確認)。

1つ勝つと、なぜ1つ上がるのか

JRA の平地のレース(オープン以外)で勝つと、レースのクラスに応じた額が収得賞金に加わります。新馬から順に勝ち続けた場合を、公式の額で足し算しました。

勝ったレース収得賞金に入る額合計次に走るクラス
新馬・未勝利で1着+400万円400万円1勝クラス
1勝クラスで1着+500万円900万円2勝クラス
2勝クラスで1着+600万円1,500万円3勝クラス
3勝クラスで1着+900万円2,400万円オープン

額は JRA「レースのクラス分け」の「収得賞金算出方法」から。計算: ケイバの地図。

斤量(負担重量)の4つの決め方

斤量は、騎手と鞍などを合わせて馬が背負う重さです。レースごとに、次のどれかの方法で決まります。

事実(JRA 公式の説明から)

馬齢(ばれい)

2歳だけ・3歳だけのレースで使う、年齢と性別で決まる重さです。

区分2歳(9月まで)2歳(10〜12月)3歳
牡・せん馬55kg56kg57kg
牝馬55kg55kg55kg

別定(べってい)

レースごとに基準があり、基本の重さに収得賞金や勝ち星の数などで重さを足したり引いたりします。年齢の違う馬が走るレースの基本は、5歳以上の牡・せん馬が平地58kg・障害60kg(牝馬は2kg軽い)。3歳・4歳は、月と距離に応じてそこから軽くなります。オープンなど一部のレースは、基本の重さが個別に決まっています。

定量(ていりょう)

別定のうち、年齢と性別だけで決まるもの。GⅠは定量か馬齢で行われます。

ハンデキャップ

出走予定の馬の実績や最近の状態を見て、どの馬にも勝つチャンスがあるように重さを決めるレース。JRA のハンデキャップ作成委員が決めます。

出典: JRA「負担重量:競馬のルール」(2026-10-07 に確認)。月別・距離別の減量の表や、南半球で生まれた馬の減量は原典で確かめてください。

ケイバの地図の見方

3歳馬が年上の馬と走るとき、別定では季節が早いほど3歳馬が軽くなります。たとえば1,600m超〜2,200m未満のレースで、3歳馬は1月なら5歳以上より9kg(オープン以外は8kg)軽く、12月には差が1kgまで縮まります。秋の古馬混合戦で3歳馬を見るときは、この差がまだ残っているかを斤量で確かめてください。

ハンデ戦は「強い馬ほど重い」レースです。斤量が重い馬は実績を評価された馬、と読むこともできます。コースデータの見方や馬券の種類もあわせてどうぞ。